先日、アイフルさんからお電話をいただきました・・・。
私
「はいはい、どちら様の件でしょうか?」
アイフルさん
「このたびは、個別的なお話ではございません。」
私
「と言われますと?」
アイフルさん
「私、アイフルの〇〇と申します。
お忙しいことと存じますが、少々お時間をいただいて、
今後の和解交渉などについて、お話させていただきたいのですが・・・。」
私
「(苦笑)・・・はぁ。」
アイフルさん
「本来であれば、事務所の方に出向き、
直接、ご挨拶のうえで、お話させていただきたいのですが・・・。」
私
「いえいえ、そちらさまもお忙しいでしょうから
わざわざお越しいただかなくて結構ですので・・・。」
アイフルさん
「それでは、早速なのですが、
立て続く過払い金の請求により、我が社もとうとう厳しくなって参りました。
お支払いしていかなければならないのは、当然のことではございますが、
いかんせん、払っていくだけの予算がございません。
この窮状を踏まえていただいたうえで、
今後の過払い金のお支払いは、“5割”を基準にさせていただきたいのですが。」
私
「いやいや、それって今に始まったことじゃないですよね?
半年くらい前から、“5割”、“5割”っておっしゃてますけど・・・。」
アイフルさん
「それはそうなんですが、今一度お考えいただきたく・・・。
すべての方の件について、“5割”とは言いません。
10人に2人くらいは、プラスαの方がいらっしゃても結構ですので。
と言いますのも、
今後は、裁判上においても徹底的に争っていくつもりですし・・・。」
私
「いやいや、だから、それも今に始まったことではないですよ。
連日、アイフルさんの社員が出廷されてるじゃないですか。
私の事務所でも、アイフルさんとの裁判は、
和解ができないんで、ほぼ全てが“判決”です!
こっちだって、好きで裁判してる訳ではありません。
妥当的な返金額をご提示していただけないから、裁判になるんです。
そして、裁判上でも妥当的な和解ができないから“判決”になるんです。
何ですか?プラスαって!?」
アイフルさん
「・・・・・。
それでは、できましたら、現在、訴訟になっている事件について、
優先的に和解していただくわけにはいかないでしょうか?
その代わり“5割”とは言いません。返金日も出来る限り早くします。」
私
「それはそれは、私の依頼者の方々も望むところです!
ただし、私は、訴訟を起こすに当たって、
すでにご依頼者の方々に色々なご説明を差し上げておりますので、
中途半端な和解は組めませんよ。」
アイフルさん
「そう言われると、申し上げにくいのですが・・・、
なんとか、“7割”程度でいかがでしょうか?
このくらいであれば、たくさんの事務所様にご了承いただいているのですが・・・。」
私
「大変申し訳ございませんが、私のご依頼者の方々は、その程度の和解を望んで、
わざわざ訴訟を起こしている訳ではありません。
その点、どうぞご了承くださいませ。」
・
・・
・・・
先日、武富士の担当者さんが、会社の窮状を訴えにご来所されました。
その時も、似たような話をしたのですが、
今回のアイフルさんからの電話も、その後味の悪さでは同じでした・・・。